生きる場所




 反響する銃声。
 土煙と硝煙、微かに混じる血の臭い。
 市街戦。
 銃を向け、また向けられるのは昨日までの同志。
 あの内乱を思い起こさせるような状況に、まったく戸惑いがないわけではありません。
          けれど・・・・・




「よし、お前たち、あとは任せたぞ」
「アイ、サー」
「気ィつけてくださいよー、大佐」
「大佐に死なれちゃ、俺たち立つ瀬ないんスからねー」
      ったく・・わかっている!」




 この人の背を守れる位置      それが私の生きる場所だから。
 たとえ魔物の巣窟であろうと、地獄であろうと、私は共に往きたいと思うのです。




「行くぞ、中尉」
「はい」






 だから、どうか・・・・・










fin.








2009/ 5/30 up