設定が分からないとのご指摘をいただいたので、補足説明です。




〔いつ〕
 ロイアイの息子夫婦に子どもが生まれるとき(つまり、かなり未来捏造)、


〔どこで〕
 病院の廊下で、


〔だれが〕
 ロイさんが、


〔なにを〕
 うたた寝をして、夢を見ました。


 ヒューさんの夢です。夢の中のヒューさんは「もうすぐ生まれ変わる」と話しました。でもってヒューさんとロイさんは「また美しい未来を語ろう」と約束します。
 目が覚めたロイさんはリザちゃんと一緒に分娩室の外(病院の廊下)で初孫が生まれる瞬間を味わいました。そして孫と対面したときに、その子がヒューさんの 生まれ変わりに思えて、孫の美しい未来のためにこれからもよい国を作っていこうと改めて決心した・・・という話です。




〔生まれ変わりおよび魂云々について〕
 まず、この話では、魂は不滅であり、死んだ人の魂はいつか新しい肉体に宿るという前提があります。つまり、輪廻転生です。
 では、なぜ死んだ人は錬金術で蘇れないのか。それは、肉体に宿っていない魂が現世(仮に世界Aとします)とは別の空間(仮・世界B)に存在しており、両世界の間には 錬金術では超えられない壁が存在するので、魂は引っ張ってこれず、肉体っぽいものだけが錬成されるからだと考えられます。だからエドが人体錬成した際に、まがい物の肉体に宿ったのはトリシャママの魂(すでに世界Bにいる)ではなく、 肉体だけ持っていかれたアルの魂(まだ世界Aにいる)だったのではないかと思うわけです。
 ただ、新たな肉体を得るとき、つまり生まれ変わるときの魂は案外壁をすり抜けることができて、例えば睡眠中の人なんかと交信できたり、霊感がある人には幽霊という 形で見えちゃったりしてるんじゃないかなと考えました。今回のヒューさんは生まれ変わる直前だったので、うたた寝中のロイさんと話ができたー、みたいな。
 前世の記憶がいつ消えるのかについては話にも出てきている通り、生まれ変わるときに記憶が全消去されるのではないかと思います(たまに残っちゃうかもしれないんですけれど)。 そして、生まれ変わるのがいつも同じ生き物(例えば人間、とか)だとは限らないと思いますので、作中のヒューさんは「ヘビとか虫は嫌だなー」と言っている、 というわけです。




・・・こんなカンジでしょうかね?
超いいかげんな設定で申し訳ないです。あくまで管理人の勝手な想像と考えで形成されてますので、矛盾満載ですが、お許しくださいませ。
よく分からない点・解説してない点がございましたら、ご指摘をお願いします!


月見あかり






2007/11/ 9 up